2月1日、andu ametは14周年を迎えました。
創業当時、「メイド・イン・アフリカ」という言葉には、今よりずっとネガティブなイメージがつきまとっていました。 けれど私たちは、アフリカでつくることと、美しさや品質は両立できると信じていました。 それを、自分たちの手でかたちにしようと決め、創業したのでした。
百貨店で「これがアフリカ製のはずがない」と言われたこともあります。 それほど、当時のイメージは強固でした。
それでも少しずつ、メイド・イン・アフリカが、(魅力はないが支援のために購入してあげる)チャリティ品ではなく、価値あるものとして受け取られる場面が増えてきました。 小さなブランドではありますが、ひとつの見方を変える一助にはなれたのではないかと思っています。
そろそろ次のステージへ進むタイミングかもしれない。
そう考えるようになり、この1年半リブランディングに取り組んできました。
まず、14年間使い続けてきたロゴを刷新しました。
モチーフとなったのは、羊のツノとエチオピアの杖。
強さや知恵、経験を象徴するかたちです。
アフリカと日本で受け継がれてきた力や叡智を、これからへつないでいく。 そんな思いを込めました。
ウェブサイト(anduamet.com)もリニューアルしました。
キービジュアルはエチオピアで撮影。
現地のスタジオで、現地のカメラマンやモデル、メークアップアーティストらとともに制作しました。 トラブルもありましたが、最終的にはブランドの新しい方向性を明確に示すビジュアルに仕上がったと思います。


そして、新しいコレクションも開発しました。
これまでは、私自身がエチオピアに暮らしながら、職人の技術とシープスキンという素材の特性を見極め、“できること”の中から美しさを探るアプローチをしてきました。今回は、初めて外部のデザイナーに参加いただき、彼らがエチオピアで体感し、心が動いた印象を、そのまま大胆な造形に落とし込んでいます。
ハードルは非常に高かったものの、これまでとは明らかに異なるアートピースのようなコレクションになりました。
その新コレクションを、2月23日(日)に表参道のコンセプトストアで開催したイベント「Roots to Future」にて、ファンの皆さまにひと足先にお披露目しました。
スペシャルゲストとして参加いただいたパフォーマー「ORIENTARHYTHM」の皆さんに“世界一短いランウェイ”で バッグを紹介してもらい、おかげさまで大絶賛いただきました。
発売は、来月を予定しています。
実は今、内戦や外貨不足の影響で、エチオピアの皮革産業は壊滅的な状況にあります。 タンナーの閉鎖が相次ぎ、技術者も流出、革が届かないため、ものづくりができない状態が長らく続いています。調達できた分からだけでも発売ができるよう準備を進めています。
14周年もリブランディングも、未来への通過点です。
思い通りにいかないことばかりなのも含めて、andu ametらしい節目といえるかもしれません。
諦めずに、ここからまた一歩を未来へ向けて踏み出していきたいと思っています。
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