独自の暦を持つエチオピアでは9月11日が新年。
それまで続いていた、長くて寒い雨期はこの日を堺に一気にあけ、
「マスカルフラワー(新年の花)」と呼ばれる花が大地を黄色く染めていきます。
新年の訪れを知らせるこのマスカルフラワーは エチオピアの人たちにとって、とても大切な花。
日本の門松のように、どの家でもこの時期はこの花を飾っています。
そんなマスカルフラワーを見物しに
職人たちやちょうど日本から遊びにきてくれていたプロボノスタッフたちと一緒に
エントト山へいってきました。
エントト山は、アディス北部にある海抜3000メートルほどの丘。
アディスアベバ市内は、多くの途上国の都市と同様に深刻な大気汚染や、建設現場の工事の音や、車のクラクションなどで正直心が休まらないのですが、
このエントト山のあたりは、10年前に私が青年海外協力隊としてこの国に滞在していた頃のエチオピアの趣が今でも残っていてお気に入りの場所のひとつです。
のんびり草を食む羊やロバ、高地訓練をしているマラソンランナー、笑顔で迎えてくれた、村の子どもたちなどに癒されました。
職人のひとりがたくさん花を摘んで、大きな花束にしてくれて、お姫様気分(笑)
今もそのお花を、大切にリビングルームに飾っています。
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