「ときめき」基準でお片づけ!

本日は、一冊の本をご紹介したいと思います。
“こんまり”でおなじみ、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」(サンマーク出版)です。



世界中でベストセラーとなった人気の本なので、すでにお読みになった方も多いかもしれません。著者のこんまりさんは米国「TIME(タイム)」誌の「 世界で最も影響力のある100人(2015)」にも選出されていているそうです。

題名の通り片付け指南本なのですが、メソッド以上にその視点がユニーク。
そのモノに対して“ときめくかどうか”で、手放すか残すかを決めるというのです。


(画像はNYTimes.comより引用)

実は私も何年か前に実践してみました。

大好きなミモザ色のカシミアセーター→ときめく!! 気合を入れて買ったはずなのに、いつの間にか似合わなくなってしまったブランド物のワンピース→ときめかない!! で、でも高かったからもう一度見てみる→やっぱりときめかない(涙) 祖母から譲りうけた古い和箪笥や和食器→ときめく!! 旅先で買ったハンドメイドの陶器やバスケット→ときめく!! 昔はあんなに好きだったバンドのCD→何故だろう、今は全然ときめかない!! 学生時代に古本屋さんで買った好きな作家の画集→ときめく!!久々に見直したけど、やっぱり胸がどきどきする! andu ametのふわふわバッグ→もちろんときめく!!何度触れても幸せ(笑)

理由は様々でしたが、作業を終えて見回すと、自分の部屋が本当に大切なものしかない、なんとも贅沢で愛おしい空間となりました。それに、自分の心の内と向き合い整理することで、何が自分にとって心地よく何がそうでないのか、何が重要で何がそうでないのか、自分の今の価値観がより明確になってきました。

消費社会の現代、高回転で物を買って捨てることはとても簡単ですが、多くのものを手にしたことで、却って幸せの感度を鈍らせていたのかもしれません。皆様も一度立ち止まり、ご自身の内なる声に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか。今の自分にはときめかないけれど、物としてはまだまだ使えるというものがあれば捨てるのではなく、寄付したり、友人と物々交換したり、ネットで売買してみたりするのも、楽しいかもしれません。

(スタッフTOMO)