New year party of 2009

日本でも新年モードはそろそろ終わりかもしれませんが、
今日はエチオピアで行われた新年会の様子をご紹介します。

エチオピアでは、大きなお祭りの時は、鶏や羊を買ってきて
それぞれの自宅でさばいて、お祝いをします。
私たちのアトリエでも、今回は奮発して羊を一頭まるまる買ってきました。

当日、羊を屠るのは男性スタッフの仕事。
神様へ深いお祈りを捧げてから、ナイフを入れると、みるみるうちに解体されていきます。
皆、子供の頃から各家庭で経験しており、その手つきの鮮やかなこと。

余談ながら、日本ではお肉はスーパーでパックになったもの、革はアパレルショップでハンガーにかかったレザー製品しかほとんど見る機会がありませんが、
この国に住んでいると、動物が草を食み、その糞が燃料や土壁として活用され、やがて屠られて肉になり、皮が商人に買われて革に、角や骨はカップや装飾品に使われる…といったプロセス一つ一つを生活の中で身近に知ることができ、改めて、自然サイクルの中で命をいただきながら生かされているありがたさを感じることができます。

皆で協力しあって、お肉は焼肉に、骨や筋はスープに、内臓は炒め物にと余すことなく使って、大馳走ができあがりました。


ビールや地酒で乾杯!

そのあとは、音楽に合わせて踊ったり、ガールズトークに花を咲かせたり、、、
時の流れの緩やかなエチオピアですが、楽しい時間があっという間に過ぎるのは日本と同じ。
英気を養い、また今年も頑張ります!



…ちなみにこの新年会ですが、実は昨年の9月に開催されました。
独自の暦を持つエチオピアでは、新年は9月11日なのです。
今年、エチオピア暦2009年を迎えました。