エチオピアの伝統的な模様、「マスカル」の刺繍に挑戦しました。
この「マスカル」という模様は、エチオピアに伝わる独自のキリスト教「エチオピア正教」の十字架をモチーフにしているそうです。
エチオピアには、伝統刺繍の職人さんがいて、一針一針丁寧に手作りで
このマスカル柄の伝統衣装や手工芸品を製作しているとのこと。
この写真の衣装にも、マスカル模様のとても複雑な刺繍が施されているのですが
これを職人さんは一日で仕上げてしまうというから驚きです!
今回はこのマスカル柄を、やわらかなエチオピアンコットンのハンカチに刺繍をしました。
このエチオピアンコットン、とってもふんわりとしていて柔らかいのですが、
使う度に目がキュッとつまって、しっかりとした素材になるそうです。
使いながら素材を育てていく感覚って、革もそうですが、天然素材ならではの魅力ですよね。
今回、講師を務めて下さったのは、渡辺寛子さん。
渡辺さんは、エチオピアにJICAボランティアとして赴任され、
現地の職業訓練校で服飾の講師として活動されていらっしゃいました。
また参加者の皆様からも、自己紹介。
エチオピアに興味のある方や伝統衣装に興味のある方、
渡辺さんと同じくJICAボランティアの経験をお持ちの方など、
さまざまなバックグラウンドをお持ちの方が集まりました。
会話も弾み、さまざまな情報交換をされていました。
こういった新たな出会いもwork shopの醍醐味ですよね。
まずは渡辺さんによるエチオピア・ミニ講義からスタート。
エチオピアの文化や宗教、ボランティアをされていた時のお話など、
たくさんの興味深いお話をしていただきました。
エチオピアへの理解も深まったところで、早速製作スタート。
まずは、好きな模様を選んで、ハンカチに写していきます。
次に、柄に合わせて刺繍糸を選んで いきます。
ここから一気に集中モード!
さまざまなステッチの説明に、全員、真剣な表情で耳を傾けています!!
一針一針、丁寧に縫い進めていきます。
一人ひとりに丁寧にご指導いただきながら。。
少しずつ柄が完成していきます。
そしてついに、完成!!
素敵に仕上がった完成品を見て、自然と笑顔がこぼれます。
初めてとは思えない、美しい仕上がり。
完成品と共にパチリ。
「自分で作ったものだから愛着が湧きますね」「大切に使います」と
たくさんの嬉しい感想をいただきました。
こうして、workshop企画第4弾も楽しく充実したひと時となりました。
講師の渡辺さん、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!!
今後も皆様にとって実りある時間を過ごしていただけるような
workshopを企画していきたいと思っております。
workshopの情報は、andu amet公式facebookページでお知らせしています。
次回も奮ってご参加くださいませ。
どうぞお楽しみに!