赤ちゃんサンタが運んでくれた、幸せすぎるクリスマス

日本ではお正月ムードがまだ漂っている頃でしょうか。

ここエチオピアでは新年は9月。1月7日にクリスマスを迎えました!
町中にご馳走用の羊たちと売り物のクリスマスツリーが溢れています。

 
工房でもささやかなクリスマスパーティを開催しました。

今年(エチオピア歴2011年)は赤ちゃんを授かったスタッフが二組いたこともあり、パーティはまるで、家族の集まりのような賑やかさと暖かさとなりました。

 


赤ちゃんサンタさんの登場には、皆、目がハートに。


実はandu ametでは二人のママの産育休暇復帰にあたり、昨年から子連れ出勤を認めることにしました。

本音をいうと最初は、赤ちゃんたちが泣いたりさわいだりして、ほかのひとたちが仕事しづらくなったりしないか、経営者の立場として少し心配していました。でも、それは全くの杞憂に終わりました。赤ちゃんたち、安心しきっているのか、不思議なくらいいつもニコニコしているか、スヤスヤ寝ていてまったく仕事の邪魔にならないのです。(これはうちの工房の赤ちゃんに限ったことではなく、エチオピアの赤ちゃん全般にいえることのような気がしていますが、なぜかはよくわかりません)

ママたちも安心して、仕事をはりきってくれています。
パパも、ママに育児を任せっぱなしにせず、だっこしたり、おしめを変えたり。
今しかない子供達の大切な一瞬一瞬をママに独り占めさせずに、一緒に見守り、育てられる喜びを感じているのではないでしょうか。


もちろん時々泣き出すことはありますが、エチオピアでは「皆が支え合う」とか、「子供は社会全体が育てるもの」という考えが浸透しているせいか、誰もいやがらずにあやしたり、通りすがりに赤ちゃんにキスしたり笑いかけたりしています。

職場の人間関係、なんだか以前より和やかになったみたいです。
もしかしたら「この子たちをみんなで守ろう」という想いで、一致団結しているのかもしれません。

この生産現場の幸せな空気が、製品と一緒に皆様のもとへ届きますように。
そしてその幸せが世界中へと連鎖していきますように。
そんなことを考えながら、自分自身もとても平和で満たされた気持ちになれた、幸せなクリスマスでした。