前回のポスト<皮革工場見学会>の翌日、クリエイティブチームの方を対象としたワークショップを行いました。
エチオピアのレザープロジェクトでデザインやパターン作成を担当してくださるクリエイターの皆さん、実はひとりをのぞいて誰もエチオピアへ行ったことがありません。今までは私が当地のあらましや素材などについて何度か説明してしてきたのですがやはり行った事もない国のこと、なかなかぴんとこない様子。そこで、実際に体験をしてもらうことにしたのです。
まずは、恐らく日本でもっともエチオピアを愛する男、F氏に登場してもらいました。実はこの方、エチオピアでは超超有名人。昔、現地で彼が出演したラジオ番組は今でも頻繁に再放送され町に住んでいる人で彼を知らない人はいない、という伝説の人。(これ、ホントです!)そんなF氏が、笑いを織り交ぜながらも熱く熱く語る(たまにちょっと盛る)エチオピアの生活や風習、エチオピア人の人となりなどのお話に皆も興味を示してくれた様で、質問が飛び交います。
続いては、モカエチオピアというエチオピアのダンスクラブに所属するT氏によるエチオピアダンス講座。
はじまる前にちょっと準備が…とトイレへ行くのでなんだろうと思っていたらなんと、民族衣装で登場してくれました!
エチオピアには80もの民族がありそれぞれに異なる言葉、異なるファッション、異なる価値観...etc.を持っています。そんなの民族の違いを、それぞれのダンスを通して紹介してくれました。
クイズで見事正解したKさんには民族衣装を試着してもらいました。独特の刺繍がとってもかわいい!と女性陣から大好評。よく似合ってます♪
最後に皆で実際にそれぞれの民族のダンスを。異国のリズムに身を任せ気分はすっかりエチオピア人になった…かな?
ランチはもちろんエチオピア料理さんへ。普段土曜日のランチはやっていないのですが無理をいって開けてもらっちゃいました。
エチオピアでは、インジェラというイネ科の植物を醗酵させ、クレープ状に焼いた薄いパンの上にワットという辛いシチューをのせて、一緒に食べます。
店長のリリーさんが、お料理やお酒について説明をしてくれました。
ただ、皆にはかなり辛かったみたい。刺激が強すぎたかな?大量に残ってしまったインジェラはエチオピア人の奥さんを持つT氏が全て持って帰ってくれました…。
午後も引き続きワークショップを予定していたのですが諸事情により、この日はここで解散しました。
このエチオピアプロジェクト、まだスタッフにお金を払うことができないため実はクリエイターたちは全員ボランティアで参加してくれています。年齢も性別もバックグラウンドもさまざまですが<デザインで世界を変えたい>という共通認識を持った志の高い、最高のひとたちです。
彼らが、エチオピアのために何かを与えるというだけでなく彼らもまたエチオピアから学べるようなそんなプロジェクトにしていきたいな、と思っています。
イロイロナカナカ簡単にはいかないけれど簡単だったら、とっくに誰かがやっているものね…。がんばろ!
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