andu amet初「個性品フェア」開催します!

andu ametは、「真に美しいものを作りたい」という思いから誕生したブランドです。

デザインや素材が優れているだけではなく、社会や環境へもきちんと配慮したいと、オンリーワンかつタイムレスなデザインを採用し、ロングスパンで販売したり、余剰在庫を生まないよう、生産は確実に売り切れる数のみとし、それ以上の数は受注等で対応したり、レザーサンプルや試着便、レンタルサービスなどで、イメージ違いをできるだけ減らすようなサービスをローンチしたり…

せっかく作った製品が、そして職人たちの時間や羊たちの命が、無駄になることのないよう、これまで様々な工夫をしてまいりました。

そのおかげで、ブランド創業以来この9年間、余剰在庫を抱えることなく、もちろんそれらを安売りしたり廃棄したりしたこともただの一度もありません。長らく色々なメーカーで働いてきた経験上、これって相当珍しいことじゃないかと自負しています。

在庫切れで、ご不便をおかけすることもありますが、多くの方がブランドのコンセプトに共感しお待ちくださることを、心から感謝しています。

でも、実はそんなわたしたちにも「売ることのできない廃棄寸前の在庫」があります。
日本での検品ではじかれたものたちです。 


↑編み込みに少しだけ歪みがあるもの


↑底の目立たない場所に焼きあとがついてしまったもの


↑長らく店頭に飾っている間に、新品とは異なる独特の風合いが出てきてしまったもの


他にも、サイズや形、色などの仕様が規定と異なるものなど、いずれも、使用上には差し支えもないものの正規品として売るには個性がありすぎるものたちです。

「アフリカ発のラグジュアリーブランド」を目指す私たちにとって、それらをお客様にお届けするわけにはいかないし、かといって十分使えるのに廃棄するのもまた美学に反するし…どうすればいいのかわからないまま、気づけばそんな商品たちが10年分倉庫に積みあがっていました。

でも昨年、コロナ禍の中でブランドのあり方をあらためて考えを巡らせるなかで、やはり廃棄はどう考えても違う、(普段、上質なものを提供していることを当然の前提条件とした上で)豊かな環境を次世代に残せるビジネスモデルこそがこれからの時代のラグジュアリーだし、規定から外れたものをも個性品として愛してもらえるくらいに、お客様を魅了できるブランドこそが目指すべき姿なんじゃないかな…と考えるようになりました。

そんなわけで今回、通常の基準からすこしばかりはずれたものばかりを集め、お得な価格で実験的に販売いたします。題して「個性品フェア」。

食品業界では少しずつフードロス・アクションが注目されているようですが、イメージが最重要視されるファッションの世界でこの試みが皆様にどのように受け止められるか…正直かなりドキドキしています。


期間は2月19日(金)から3月15日(月)の約1ヶ月。
店舗に来れないという方は、バーチャルショッピングをぜひご利用ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。