どんな製品であっても使っていれば、だんだん汚れたりほつれたり、退色したりしてしまうもの。
特に丸洗いのできない革製品の扱いには、もどかしい思いをされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
andu ametではご購入時にご自宅でできるお手入れ方法をお伝えしておりますが、難しい汚れや退色などについては専門業者と提携し、スペシャルケアを承っております。
その中でも今回は「補色」についてご紹介します。
革の上からカラーをのせて、文字通り色を補う技法です。
一度で大きな変化が見られる一方、手触りが若干変化してしまうという欠点があります。
特にandu ametで採用しているシープスキン(羊革)は、その柔らかさやなめらかさも大きな特長のひとつなので、配慮が必要です。
そこでおすすめなのが、特に気になる場所のみに補色をかけること。
こちらは4年ほど前にご購入くださったお客様よりお持ち込みいただいたHug Hugです。
これまで1度もお手入れをされなかったとのことで、お持ち込み頂いた時は、全体的に汚れていました。
全体にクリーナーをかけたあと、アイボリーの部分のみに補色を施しました。
オレンジやピンク、ブラウンの箇所にはまだうっすらと汚れが残っていますが、一番目立っていたアイボリーの汚れが目立たなくなったことで、全体的にぐっと明るい印象になりました。
手触りの変化も部分的で、一番手にふれる箇所は以前と同じ柔らかさをお楽しみいただけます。
またこうなる前に、こまめに乾拭きをしてあげるだけで汚れ方が全く違ってきます。
気がついたタイミングでぜひケアしてあげてくださいね。
andu ametのオンラインストア内にて、ご自宅でできるメンテナンス方法もご紹介 しています。