Stay safe, smile and be positive!

andu ametコンセプトストアでは、この非常事態に少しでも皆様に明るい気分になっていただきたいという思いから、手洗い・うがい・消毒・検温の徹底や空間・ドア等の除菌など対策を実施しながらこれまで通常営業を続けてまいりました。しかしながら、東京都での急速な感染者拡大の発表と外出自粛要請を受け、できるだけ多くの方にご自宅でお過ごしいただきたく、3月28日(土)~4月1日(水)臨時休業することにいたしました。
4月2日(木)以降の対応については、WEBサイトにて追ってご連絡いたします。
(追記:休業期間を4月12日(日)まで延期しました。)

尚、オンラインストアは通常通り営業いたします。

私たちは今回のケースを、精神的な理由から自粛モードとなった311の時とは異なり、”物理的に自粛”することで解決できる問題だと捉えています。まだまだ小さな会社であるandu ametにとって、活動を控えるというのは苦渋の選択ですが、日本や世界のことを考えると、ここは企業として東京都の要請に従い、感染拡大の防止のためにできることを最優先すべきと思い方向転換に至りました。

ご来店を予定されていたお客様には申し訳ございません。でも今、首都圏全体で再度気を引き締めて対策をすれば、これ以上の急激な悪化は防げるはずと信じています。何卒ご理解・ご了承くださいませ。

ちなみにアフリカ諸国では、マスクやアルコールはもちろん、水道水にすらアクセスできない人が多かったり、医療体制が脆弱だったりすることなどから、当初より、感染が広がれば制御不可能になることが見込まれ、国境封鎖、外出・移動禁止、食料店や薬局等必要最小限を除く全ての店舗や会社の営業禁止、違反者は投獄など、経済的な大打撃は覚悟上のかなり厳しい措置が取られています。

エチオピアでも邦人を含む感染者が次々と発見され、現在、全ての陸路の封鎖、一部のエリアで非常事態宣言の発出、国外からの入国者全員の半月の隔離、集会の禁止などの対策が取られました。


そんな状況下で、スタッフの中から「いつも応援してくれている日本の人たちのために何かしたい」という声があがりました。皆と話し合い、アフリカンプリントを使って、日本で不足していると言われているマスクを作ってもらうことにしました。エキスパートはもちろん、縫製作業はまだ練習中のアシスタントたちも先輩の職人に教えてもらいながら、一生懸命縫ってくれました。

このマスクを、本日よりオンラインストアにてお買い物くださったお客様にプレゼントいたします。ご希望の方は、オンラインストアのご注文画面の備考欄に、マスク希望とご記入ください。数量限定につき、なくなり次第終了とさせていただきます。
色や柄はお任せになること、縫製や素材の品質は通常の製品とは異なることをご了承ください。またご使用の前に、布マスクの正しい使い方やご注意事項などをご確認いただけますようお願い申し上げます。

このマスクは少し多めに作って、スタッフにも着用してもらっています。エチオピアではマスクの習慣がないため、使い慣れなず息苦しそうにしていますが、遠方からバスを乗り継いで通勤している者や家族と同居している者たちは大喜びしてくれています。(エチオピアでもマスクは手に入らないので)

工房ではほかにも色々な対策をはじめました。

たとえば、職人に向けては…

・ 出勤時の40秒の手洗い、うがいを義務化
・ ワークショップのドアノブや階段の手すりをこまめに消毒
・ 毎朝のミーティングで、コロナに関する情報を少しずつシェア
・ つねに窓を解放し、換気する
・ 作業スペースをいつもより拡張の上、配置換えをして、スタッフ同士の距離を確保
・ 「自宅でもいつも手を洗ってね」というメッセージとともに、石鹸をひとりひとつずつプレゼント
・ 日本の友人が作成してくれた、わかりやすいイラスト入りのアムハラ語の啓蒙ポスターをあちこちに掲示
・ SNSで流行っている#HandsWashChallengeに挑戦
などなど…。

恐怖感をあおりすぎることなく、皆が自主的に考え予防策を取ってくれるように、マネジメントチームも一生懸命知恵をしぼってくれています。



「病は気から」「笑う角には福来たる」「笑いは万薬の長」といった言葉が昔から日本にもありますが、この分野にかけてはエチオピア人たちはエキスパートだな、と、こんなとき改めて感心しちゃいます。

収束の光の見えない中、不安な思いで毎日を過ごされている方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひ意識的に口角をあげて、前向きに過ごしてみてくださいね。実際に免疫力もあがるという論文もあるようですよ。

そして皆で力を合わせてこの世界的苦難を乗り越えていきましょう!