今月上旬エチオピアへまた戻って参りました。
ひと月半ぶりのエチオピアは、雨季の最後を迎えており、
相変わらず寒くて、停電も多くて、インターネットも通じなくて、
一瞬日本が恋しく感じてしまいました。
でも表を歩くと近所のストリートチルドレンたちが
「最近見なかったけどどこか遠いところへ行ってたの?ねえ、1ブルちょうだい!」
「会えなくてさみしかったよ。ねえ、1ブルちょうだい」
と言いながらわらわらと近寄ってくるのがかわいくて、
苦笑いしながらも
「やっぱり自分の居場所はここにあるのかな〜」なんて思ったりしました。
現地法人を作り、この新しい体制になってから
ここまで長期に工房を離れるのははじめてだったので、
不在の間なにか問題が起きているのではないか、製造が止まってしまうのではないかと
日本にいる間もそればかりが心配でしたが、
スタッフひとりひとりがしっかりと自分の仕事を果たしてくれていました。
現地マネジャーのアシェナフィに「なにか問題なかった?」と聞くと
「問題はたくさんあったけど、いつものようにひとつひとつ解決したよ」と満面の笑顔。
3年前のことを思い出して、思わず涙が出そうになってしまいました。
彼はエチオピアの最難関大学を卒業をしたエリートでしたが、
就職難のエチオピアにあってビジネスの経験がほとんどなく、
当時エクセルの使い方を教えるところからはじめたのです。
あのころは私も経営の経験は皆無でした。
二人で思考錯誤しながらはじめたandu ametがすこしずつ成長して、
自分の足で歩きはじめたんだなと感じた瞬間でした。
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昨年末からずっと新規受注を一時停止しておりましたが