大切な人への贈り物 -アフリカの国際女性デイ事情-

皆さんは、「国際女性デー」をご存知ですか?
毎年3月8日、「国や民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、女性が達成してきた成果を認識する日」と国連によって制定された記念日で、世界の多くの国々でイベントなどが実施されています。

ここエチオピアでも、子どもたちが母親や奥さんにささやかな贈り物をしたりしてお祝いをしますが、同じくアフリカのブルキナファソはもっと盛大。
国を挙げての祝日となるため、会社も学校もお店もこの日は1日お休み。
夫婦間では、夫が愛する妻のために食材を調達して、チキンなどの御馳走でホームパーテイ。
彼氏が彼女に花を贈ったり、普段お世話になっている女性に感謝の気持ちを伝えたりもするそうです。

それからこのイベントを引き立てるのは何といっても、この日のために作られる衣装。
毎年この1日のために、新たな模様の布地が一斉に作られ、家族や恋人から女性たちへ贈られ、その布を使って、女性たちは地元の小さな仕立て屋さんでめいめい好みのデザインでドレスを仕立てます。そのためこの日は、国中が、同じ布地を使った、それぞれに異なるデザインのドレスを着た女性で溢れかえるという、日本ではまず見られない光景となります。

国際女性デー自体は、日本ではまだポピュラーではありませんが、女性がパートナーや友人から大切にされていることを嬉しく思う気持ちは、世界共通と言えそうですね。

今年のデザインはこちら

大切な人から贈られた布に身を包んで幸せそう!


今年の柄目の入った布地で仕立てられたドレス


よく見るとデザインがそれぞれ異なるのが見て取れます。