5月第2土曜日は「フェアトレード・デー」だとご存知ですか?
これに伴い、毎年5月は世界中で、フェアトレードに関するイベントやキャンペーンが開催されます。
日頃より、エシカルやサステナビリティを大切にしているandu ametですが、5月の1ヶ月間はより多くの方にこのコンセプトを知っていただけるよう、コンセプトストアにて「Fair Trade Marche(フェアトレードマルシェ)」を開催いたします。
▶︎ ストール(エチオピア)
まずはエチオピアで代々伝わる手織りものを現代風にアレンジしたストール。家や地域によってそれぞれ異なる伝統的な柄がほどこされているのが特徴です。
andu ametではいくつかの仕入先があります。
まずは柔らかな野蚕(エリシルク)を使った「Sabahar(サバハール)」。
カナダ人社会起業家が運営しているフェアトレードブランドで、VogueやElleなどでも紹介されるほどの高い品質とデザイン性が特徴です。ひまわりの花びらやコーヒーの実、藍など、天然の植物で染められているものもあります。
過去ブログ:「シバの女王の絹糸」
現地の民族衣装にも使われるサバ(レーヨンとポリエステルの混紡)を使ったカラフルな色合いが印象的なストールは「Salem」「MUYA」、そして今月より新たに取引をはじめた「ICN(I care for the Nation)」から仕入れたもの。
「ICN」は、街からストリートチルドレンをなくし、子供達が飢えたり暴力を受けたりすることのない世界を作りたい、そのためには貧困層のお母さんたちの自立支援をしよう、という思いから10年前にはじまったNGOで、糸紡ぎや機織り、クリーニングやバリスタなどの技術指導のほか、PTSDなどの心理的支援もしています。
パワフルさとチャーミングさを兼ね備えた代表のアイニさん。
これらのストールの中には、モスグリーンや藍色など男性にもお薦めのカラーもあります。色、柄はもちろん素材や織り方によっても手触りや着け心地、雰囲気が異なりますので、実物をぜひお試しください。
過去ブログ:「エチオピアの手織りストール」
▶︎ ペーパービーズ(ウガンダ)
カラフルな色彩と存在感、そして驚きの軽さが特徴のネックレス。
実はこれらのネックレスは、カレンダーや雑誌などのリサイクルペーパーを使って、ウガンダの女性たちの手によって作られているんです。
シンプルに見せたい時は、シングル付けにしてスッキリと。遊びごころを見せたい時は、大きさやカラーが違うネックレスを重ね付け。
いつもの装いに明るさと楽しさをプラスしてくれます。
リサイクルペーパーが素材のため、3500円とお手頃なのも魅力です。
過去ブログ:「ウガンダのアップサイクルネックレス」
▶︎ ブレット・ジュエリー(エチオピア)
お次は、もう少し落ち着いたスタイルがお好みの方に。
ヴィンテージジュエリーのような風情のネックレスやピアスはいかがでしょうか。
こちらの製品に使われているのは、エチオピアで内戦時に大量に作られた銃弾(ブレット)を溶かして作られた、文字どおり「アップサイクル」のビーズ。
HIV/AIDSに冒され、差別、村社会からの孤立、貧困といった悪循環に瀕していた100人以上の女性たちに、雇用と生きる喜びを提供しているブランドです。
夏の装いにもよく合いそうな、さわやかな色や形の新作も今回たくさん入荷しています。数量に限りがありますので、気になるかたはお早めにチェックしてください。
▶︎ ホルン・ジュエリー(ケニア)
ローカルに手に入るエコフレンドリーな素材(リサイクル真鍮、食用後の牛の角や骨)を使ったジュエリーたち。モードでエッジィなデザインの中に秘められた、どこかトライバルな雰囲気が魅力。
フェアトレードの枠を超え、ファッションジュエリーとしての存在感を確立している同ブランドは、女優のエマワトソンをはじめ、数多くのセレブリティにも支持されています。
過去ブログ:「Selected by andu amet」からメイド・イン・ケニアのジュエリーが新登場!
いかがでしたか?
一口にフェアトレードと言っても、様々な製品やストーリーがありますよね。
これらのアイテムは全て、実際に私達がアフリカを旅する中で見つけたもの。日本ではまだあまり知られていませんが、ユニークな素材やストーリーを持つ、美しい製品がアフリカには沢山あるんです。
店頭では、このブログの中には語りつくせなかった様々なバックグラウンドストーリーをご紹介いたします。
もちろん、最高峰エチオピア シープスキン(羊革)で作られたandu ametのアイテムもご覧いただけます。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。