日本からの技術指導

エチオピアのアトリエでは、より高い技術を身につけるため、不定期で日本の革職人を招聘し、訓練を行っています

今回いらしてくださったのは、誰もが知る一流ブランドのバッグの製造から海外の工場での技術指導、修理など、革に40年以上にも渡り携わっていらした、エキスパート中のエキスパートのS氏です。

実はS氏には、これまでも製品のさらなるクオリティ向上のための技術的なアドバイスをいただいてきたのですが、今回は現地アトリエで直接、職人たちへの技術指導をしていただけることになりました。

andu ametの製品には、大量生産の工場ではまず行われないような手のかかる技術が採用されていますが、今回S氏には、長期間に渡りより高い強度を保つための隠れ技や、より美しく見せるためのひと手間など、さらに多くの新たな技術をご指導いただきました。

絶え間ない情熱的な技術指導に、彼らも、技術のみならず、日本の職人の美学やものづくりへの誇りを感じ取った様子。

また、S氏からも「今まで日本や海外でバッグの生産現場を数多く見てきたが、職人たちにとってこんなに理想な環境はない。量産のフローではなくこんな風に職人一人一人が責任を持てるのも、時間をかけ、手作業で丁寧にものづくりに取り組めるところも素晴らしい。この仕組みならこれからもっとより良いものができていくだろう。ここにいる職人たちは本当に幸せだと思う。自分も学ぶことがあった。」と嬉しい感想をいただきました。

ますますパワーアップした現地アトリエより、これからも職人たちのこだわりがつまった製品を、日本のお客様にお届けしてまいります。