電気がなくても

最近生産地エチオピアでは
停電が続いています。

停電になると当然のことながらミシンが使えなくなります。

昨年末にタナリー(革なめし業者)から納品してもらえる予定だった革が
2月に入庫したため
実は ただでさえ生産が大幅に遅れていて、
かなり焦っているところへもってきてのこの状況で、
このところ私は電気がおちるたびに胃がきりきりと痛くなります。

でもスタッフたちは慣れたもの。
まるでブラックジャックの手術のように
うすぐらがりの中、正確な手際で革をカッティングしたり
手縫いをしたりと
電気の不要の作業を続けます。