AWASA TRIP!南国社員旅行記

私にとって一番好きな時間は旅をしているとき。
新しいものを知り、自分をふりかえることのできる旅は、
自分にとって楽しみでもあり、またなによりもの心の栄養だったりします。

普段一生懸命働いているからこそ手にすることができる、
そんな特別な時間をアトリエの職人たちにも経験してほしい…という思いから、社員旅行を企画し、
この週末、湖と美しい緑に囲まれたリゾート地 “アワサ”へ行って参りました。

アワサはアトリエのあるアディスアベバから270km南にあります。
15時半に出発し、3.5時間ほどで到着の予定でしたが、
途中でトラブルがあり、結局22時半(当地の感覚ではほぼ深夜)の到着に。
エチオピアならではの波瀾万丈な幕開けとなりましたが、前夜の遅れを取り戻すように、
翌日は早朝からめいっぱい食べて飲んではしゃいで、また食べて飲んではしゃいで…の一日となりました。



エチオピアは内陸国なので、魚はほとんど食べられませんが、
ここアワサの湖では、淡水魚がとれます。
とれたて鮮魚のまるごとフライは、身はもちろん骨もしっぽも骨もサクサク!
あまりの美味しさに、一人5個食べるひとも。




おなかが満腹になると、湖で泳いだり、ボートトリップを楽しんだり、
動物たちとたわむれたり。
女性たちは、2泊3日の旅とは思えないほどたくさんの洋服を持ってきていて、
セルフファッションショーに大忙しです。




夜になり、お酒が入れば踊り出さずにいられないのがエチオピア人。
彼らのリズム感覚はまさに神様からのギフトです。
普段はおとなしく清純な女性職人達も、ダンスフロアではセクシーなアフリカン・クイーンに大変身!



帰り道の中で、あるスタッフがしみじみと
「本当に楽しかった。人生で一番幸せな一日だった。
明日からもっとがんばりたい。また皆で旅に来られるように。」と話してくれたのですが、
翌日、本当に普段よりずっと早い時間に出社して仕事をしているのをみてびっくり。
実は彼女は時間管理や品質に関して、エチオピアの一般的な会社と比較するとかなり細かいandu ametのやり方になかなか慣れずにいたのですが、なにかが変わっていく予感がしました。

爽やかな風、鮮やかに咲き誇る南国の花々、新鮮なフルーツ、湖の水の冷たさ、
仕事をすることの喜び、誇り…
たくさんのインスピレーションを得て、明日から、より素晴らしい製品を作り出してまいります。